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一人芝居
会話の成行き上、小生が一人芝居を公演することになった。
公演予定日は下記のとおりです。
日時 平成12年4月29日 (祝)
PM2時 と 7時
場所 ライトベイズ
米子市両三柳
料金 1,000円
演目 1.「榎物語」永井荷風・作 兼松隆・演出
2.ひざがわり 「落語」 桂 小文吾
3.題名未定 プロの女優
何故、こんなことになったのか? 9月23日、演劇集団あり公演 の「燃えてさふらふ」を積極的に協力していただいた兼松隆氏と11月中旬、某所でグラスを傾けていた時のことでした、「ひとつ、やっ
てみて下さい。私がプロデュースと演出をしますから」その言葉に 乗せられて、ついその気になってしまった。
地元のアマチュア劇団に在籍はしているものの、演劇集団あり
での公演には一人芝居を上演することができない。20年以上も胸
の奥深く仕舞い込んでいた欲望が一気に開花したようです。しかし、
公演するまでには幾つもの難問が立ち塞がっています。
小生の都合で3月12日に検定試験があり、それまでは一切稽古 が出来ないことです。翌日から稽古に入っても実質1ヶ月半しか稽古日がありません、本当に大丈夫だろうか。
「榎物語」について。昭和の文豪、永井荷風の短編小説です。この小説を個性派の名俳優、小沢昭一氏が演じていました。すで
に25年以上も前にお蔵入りして、もう再演のチャンスは皆無の状態 です。昨年7月、米子へ「唐来参和」の芝居で来演された節、劇団
しゃぼん玉座の制作担当兼マネージャーを介して小沢氏から公演 許可をいただいている。
芝居はただひたすら小説を読み上げるもので、面白くも何ともない。
そこで寺にある、鳴り物(木魚・鉦・鈴・銅鑼・太鼓等)を打ち鳴らしな
がら、あほだら経やチョンダレ、浪花節もどきの節を入れ交ぜ、さらに
影絵を見せて内容を理解させる作品です。
ストーリーはある僧侶の一生を懺悔する話しです。なかなか面白い内容です。
兼松 隆 氏について。自称売れない俳優と称しておられる現役の
役者さんです。主な作品には、伊丹十三作品の映画「マルサの女」
「マルサの女2」での査察官。「たんぽぽ」では大三元ラーメンの店員。
その他ではVシネマ、テレビ映画等に出演されています。
現在は米子で居を構えておられます。ライブハウス「ライトベイズ」は義弟の経営です。 |